tabatomoたばともデータ


1987年パ・リーグ防御率第4位
1988年パ・リーグ防御率第5位

リクエストにお応えします。
1987年はルーキーながら先発ローテ入りし、リーグ最多となる249回3分の2を投げて15勝を上げ、パ・リーグ新人王に輝いた。
1988年2年目で開幕投手を務め、2年連続で2ケタ勝利を達成。チームは最後の最後まで優勝をかけて戦かったが、冒頭のタイトルにある同点本塁打を打たれてその後得点なく優勝を逃した悔しい最後となった、阿波野秀幸の1987・88年の全登板成績を見てみます。
tami831さんのリクエストにお応えしています。数表をじっくりご覧下さい。(ホールドは現在のルールで当てはめてつけています)
1987_88awanohide

※7/15 投球数を追加しました。
1987年はチーム2試合目の4月12日ロッテ戦で早くも初登板、初先発。佐藤健一のソロ本塁打による1失点に抑え初勝利を初完投で飾った。その後も先発ローテで投げ続け、前半戦9勝7敗の成績でオールスターに選出。第3戦で先発投手を任され2失点ながら勝利投手となった。
後半戦に入り勝ち星から見放され、ライバルとなった日本ハム・西崎幸広が勝ち星を伸ばし猛追。それでも9月5日西武戦1か月半ぶりの勝ち星で10勝目に到達。その後すべて完投勝利で5勝を上積みし最終的に15勝で西崎と勝ち星で並んだが、新人王のタイトルを獲得した。
1988年も好内容のピッチングで勝ち星を重ね、8月17日ロッテ戦で勝利投手となり2年連続2ケタ勝利を達成。終盤戦は勝ち星が伸びず14勝どまりだったが、チームはギリギリまで優勝戦線に顔を出し、優勝の行方は最終試合となった川崎球場でのロッテ戦ダブルヘッダーまでもつれ込んだ。
第一試合では9回裏抑えに立ってセーブを上げ、第二試合1点リードした8回裏にまたもリリーフに立ったものの高沢秀昭のソロ本塁打で同点に追いつかれ、10回裏まで両チーム得点なく引分け、惜しくもチームは優勝を逃した。

先評欄の数字ゲームスコアは、セイバーメトリクスでおなじみビル・ジェームズ氏が考案し、先発投手の投球内容をポイント化したものです。
本来は四球のみを計算しますが、四死球合わせて計算しています、ご注意ください。

詳しいルールはこちらで
ゲームスコア ウィキペディアより
ゲームスコア 英語版ウィキペディアより

リリーフ成果について援護・場面欄、勝敗欄に加えてみました。
※従来掲載したものよりも、項目が細かくなっています。
(オールスターにはあてはめていません)

※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)

援護・場面欄には
セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
  成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板

同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された

セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
復跨・・・・・・・・・同点登板で交代時に勝ち越され、再び追いつき回跨ぎもまた勝ち越された。

ホールドがつく場面で登板し、同点・逆転の走者を残し交代した後~
セ残、ホ残、同残・・・後続が抑えて、ホールドがついた
 (回跨ぎをして同様の場合は・・・セ回、ホ回、同回)
セ喪、ホ喪、同喪・・・後続が打たれて、ホールドの権利を喪失した
 (回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)

リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
 (色付きは自分が打たれて同点、色なしは後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
 (Bがつく状況の場合は該当してもつけません)

不・場面状況が不明

これらを該当する登板に加えています。

勝敗欄の   は勝ち試合   は負け試合   は引き分け試合を表しています。
先評欄での   はHQSを達成、   はQSを達成したことを表しています。
この欄の一番下の数字は合計ではなく、平均を表示しています。

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