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野球伝説劇場「野球雲」ブログ上で成田文男投手~速球とスライダーでマウンドを守った下町のエース!(4月21日は命日)という記事が掲載されています。

こちらでも成田投手を追えるだけ、追ってみようと思います。

1976年は先発ローテ投手として前年より勝ち星を減らしたものの、何とか10勝に到達し2年連続で2ケタ勝利投手に。翌年からはケガもあって登板数、勝ち星ともに激減し1978年がロッテでの一軍登板最後の年となった成田文男の1976~78年の全登板成績を見てみます。
数表をじっくりご覧下さい。(ホールドは現在のルールで当てはめてつけています)
1976_78naritafumio

1976年は7月から8月初めまで3勝2敗ながら、全ての登板でQSを記録するほど好調な内容だったが、8月半ばから黒星が多くなり、5回持たずにKOされる登板も増えた。終盤に2勝を上げてギリギリ2ケタ勝利の10勝に到達した。
1977年は肩を痛めて開幕から戦線離脱、ようやく前期終了前のチーム61試合目で初登板を果たしたものの調子はなかなか上がらず、リリーフで上げた1勝のみに終わった。
1978年は登板数がさらに減り、シーズン閉幕前に2勝を上げたに留まった。チームのシーズン最終試合となった9月30日クラウン戦ダブル第二試合、11安打打たれながらW.デービスの本塁打による1失点に抑えて約2年2か月ぶりの完投勝利で金田監督最後の試合を締めくくった。
なおこの試合で成田自身もロッテでの一軍登板が最後となり、対戦相手のクラウンもチーム最終試合となった。

先評欄の数字ゲームスコアは、セイバーメトリクスでおなじみビル・ジェームズ氏が考案し、先発投手の投球内容をポイント化したものです。
本来は四球のみを計算しますが、四死球合わせて計算しています、ご注意ください。

詳しいルールはこちらで
ゲームスコア ウィキペディアより
ゲームスコア 英語版ウィキペディアより

リリーフ成果について援護・場面欄、勝敗欄に加えてみました。
※従来掲載したものよりも、項目が細かくなっています。
(オールスターにはあてはめていません)

※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)

援護・場面欄には
セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
  成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板

同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された

セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
復跨・・・・・・・・・同点登板で交代時に勝ち越され、再び追いつき回跨ぎもまた勝ち越された。

ホールドがつく場面で登板し、同点・逆転の走者を残し交代した後~
セ残、ホ残、同残・・・後続が抑えて、ホールドがついた
 (回跨ぎをして同様の場合は・・・セ回、ホ回、同回)
セ喪、ホ喪、同喪・・・後続が打たれて、ホールドの権利を喪失した
 (回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)

リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
 (色付きは自分が打たれて同点、色なしは後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
 (Bがつく状況の場合は該当してもつけません)

不・場面状況が不明

これらを該当する登板に加えています。

勝敗欄の   は勝ち試合   は負け試合   は引き分け試合を表しています。
先評欄での   はHQSを達成、   はQSを達成したことを表しています。
この欄の一番下の数字は合計ではなく、平均を表示しています。

こちらも参照いただければ
1976年のパ・リーグ投手陣

1977年のパ・リーグ投手陣

1978年のパ・リーグ投手陣

これまで載せた成田文男の年度別成績はこちら
1965・1966   1967   1968   1969   1970   1971・1972   1973   1974・1975

全登板成績・他のシーズン投手成績バックナンバーはこちらで
全登板成績バックナンバー あ・か行

全登板成績バックナンバー さ~な行

全登板成績バックナンバー は~わ行


チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1983、2007~2010、2015~2019

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