tabatomoたばともデータ


前回に続き打順ネタでお付き合いください。
打順のネタではこちらもよく登場するネタです。良く知られているのは、1962年9月22日に大洋が対中日戦のスタメンで偵察メンバー7人を使った試合。その時に1番からのポジションが ”978654321” というものでした。2番と3番のポジションを入れ替えれば ”987654321” の降順打線となります。

今回もまた自分の手元で探しやすい範囲、2007~今年まで、1955~1986まで調べてみました。
その1では1955~1975までを見ていきます。

参照 日本プロ野球記録
調べた結果、この期間で”987654321”ポジションの打順は存在しませんでした。
1個ズレれば”987654321”の打順になった例は結構ありましたので、そちらを紹介します。

”987654321”のスタメン打順に近い例

1958年4月20日~5月1日の7試合/南海

1958042023nan

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア/ここでは4月20日の試合
1番広瀬が4番だったら?のパターン。400フィート打線と呼ばれていた頃の打線、この間6勝1敗。

1958年7月20日・9月7日第二/西鉄

19580720nisi

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア/ここでは7月20日の試合
7月20日は5番花井が1番だったら?のパターン。試合は5回に河村をリリーフした稲尾和久が打たれて敗戦。9月7日は6番田中が1番だったら?のパターン。2番佐藤は偵察メンバーで花井悠に交代。試合は先発西村が初回から阪急打線に捕まり2回でKOされ、打線も先発種田弘を打ちあぐみ敗戦。

1959年4月25日を含む11試合/西鉄

19590425nisi3

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア/ここでは4月25日の試合
5つのパターンで11試合あり。該当試合の勝敗は5勝4敗2分

1961年9月2日を含む7試合/阪急

19610902hankyu

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア/ここでは9月2日の試合
最下位近鉄よりもチーム打率が低く、本塁打数も少なかった年。該当試合の勝敗は4勝3敗

1963年4月13日を含む7試合/国鉄

19620413kokute

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア/ここでは4月13日の試合
浜崎真二監督を迎えて、西鉄から豊田、巨人から宮本、高林を獲得、打撃力がアップした年。該当試合の勝敗は2勝4敗1分。

1963年7月27日/西鉄

19630727nisite

”日本プロ野球記録”サイトから参照したスコア
2番仰木が6番だったら?のパターン。外国人選手3人を獲得し、終盤大逆転でリーグ優勝を遂げた年。試合は東映先発・久保田治から1点しか奪えず、5回裏西園寺昭夫のタイムリー二塁打が決勝点となった。

以降その2へ続きます。

未調査年もまだまだあります。調査した年も抜けがあるかもしれません。指摘事項ございましたらコメント欄へお願いします。

その2・その3はこちらで
987654321ポジションの打順は存在したか?|その2

987654321ポジションの打順は存在したか?|その3

全登板成績・他のシーズン投手成績バックナンバーはこちらで
全登板成績バックナンバー あ~た

全登板成績バックナンバー な~わ

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1983、2007~2009、2015~2017

本塁打大全、全登板成績リクエストこちらから
リクエストお待ちしております。

本塁打大全バックナンバーはこちらで
これまでのバックナンバー・あ~た|本塁打大全

これまでのバックナンバー・な~わ|本塁打大全

野球に関しての様々なブログをご覧いただけます。



私どものサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!

発売中です
巨人ファンはどこへ行ったのか?


野球部あるあるでおなじみ、菊池選手の初・書き下ろし作品。巨人ファンもアンチ巨人も楽しめる一冊です。




発売中です
野球雲10号・羽ばたいた駒鳥たち 松竹ロビンス


昔の野球に思いを馳せるのもいかがでしょうか?様々な視点で野球の歴史を掘り起こしています。
今回は、セ・リーグ最初の優勝チームとなった松竹ロビンスとその前身チームを特集しています。
私も記録で協力しています。





発売中です
長谷川晶一、渾身のノンフィクション!
伊藤智仁の野球人生を克明に描いた悲運のエースの幸福な人生、幸運な男


私も巻末の全登板成績データで協力いたしました。




二軍の知られざる歴史と記録の世界に迫る一冊! 二軍史 もう一つのプロ野球、発売中




広尾晃、野球界に一石を投じる一冊、発売中