tabatomoたばともデータ


1961年のパ・リーグ投手陣を先発・リリーフ別に見てみます。
注意点
・与球(BHB)は、四球+死球の値です。よって投球回あたり与四球・被安打数合計(WHIP)は与四死球として計算しています。

・Team Totalsの自責点(ER)は、各投手の自責点を合計した値です。
よって公式発表の数字とは異なっていることがあります、ご注意ください。

・防御率(ERA)は、現在の計算式を使っています。
よって公式発表の数字とは、端数イニングの扱い方が異なっています、ご注意ください。

・チーム防御率(ERA)は、Team Totalsの自責点(ER)を使って計算しています。
よって公式発表の数字とは異なっていることがあります、ご注意ください。

・ここで載せている勝ち投手、負け投手は基本的に当時発表されたものを動かさず、それをもとに私がホールドをつけています。


この年は現在と違う勝ち投手を決めるルールがありそのルールとは(宇佐美徹也著、プロ野球記録大鑑より)

①「先発投手が5回投げ、リードの状態で退いても得点可能の走者を残していてリリーフ投手がこのピンチを切り抜け以後も内容が良いと記録員が判断した場合は、そのリリーフ投手に勝ちを与えてもよい」

②「リリーフ投手が同じ回に2人以上出た場合、第1、第2アウトをとった投手がその裏の得点をもらえる」

例:2017年9月18日西武対オリックス24回戦(メットライフドーム)
西武6番手増田1回2/3、7番手○牧田1/3回

西武が10回裏2点をとりサヨナラ勝ちし、現行では10回表に3アウト目をとった投手(ここでは牧田)が裏の得点をもらい勝ち投手だが②のルールでは、勝ち投手は第1、第2アウトをとった増田が勝ち投手になる。

またこの年から新しく「同点になれば試合は新しく始まったものとして扱う」というルールに、注として
③「この項は回の表裏が終わったときにおける両チームの得点が等しかったときだけに適用する」が付記された。

例をあげると、2017年5月21日・西武対ソフトバンク9回戦(メットライフドーム)

H 000 005 001
L 103 001 011x

H 寺原(2回2/3 4失点)-飯田(1/3回0失点)-松本裕(2回0失点)-五十嵐(1回1失点) -森(2回1失点)-●岩嵜(1/3回1失点)
L ウルフ(5回1/3 5失点)-武隈(2/3回 0失点)-H牧田(1回0失点)-Hシュリッター(1回0失点)-○増田(1回1失点)

この新ルールでは、9回の表が終わった時点では同点とみなさず、裏が0点となってはじめて同点扱いになるのだが裏に1点が入って帳消しとなり、以前の状態(6-5)での考え方に戻ることになる。よって勝ち投手は8回に投げたシュリッターとなり、負け投手は8回にリードを奪われた森となる。

①、②は該当例がなく、③に該当するのが10例あり、以下のように勝ち投手・負け投手を変更して記録する。
南海・舛井真喜人→○杉浦忠
東映・金山勝巳→○岡田忠弘、富永格郎→●土橋正幸、橋詰文男→●D.バウアー
大毎・D.ディサ→●若生智男、ビル西田→●小野正一、ビル西田→○杉下茂
阪急・佐藤公博→○秋本祐作
近鉄・G.ミケンズ→●江崎照雄、徳久利明→●久保征弘

あと調査が完全でないもの
・自責点が1少ない 阪急・佐藤公博

1961Pa1


先発・リリーフ詳細版はこちらで
先発詳細版   リリーフ詳細版

同年セ・リーグの簡易版はこちらで
1961年のセ・リーグ投手陣 簡易版

前年・翌年のパ・リーグ簡易版はこちらで
1960年簡易版   1962年簡易版

本塁打大全、全登板成績リクエストこちらから
リクエストお待ちしております。

バックナンバーはこちらで
これまでのバックナンバー・あ~た|本塁打大全

これまでのバックナンバー・な~わ|本塁打大全

全登板成績バックナンバー あ~た

全登板成績バックナンバー な~わ

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1983、2007~2009、2015~2017

野球に関しての様々なブログをご覧いただけます。



私どものサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!

発売中です
野球雲10号・羽ばたいた駒鳥たち 松竹ロビンス


昔の野球に思いを馳せるのもいかがでしょうか?様々な視点で野球の歴史を掘り起こしています。
今回は、セ・リーグ最初の優勝チームとなった松竹ロビンスとその前身チームを特集しています。
私も記録で協力しています。





発売中です
長谷川晶一、渾身のノンフィクション!
伊藤智仁の野球人生を克明に描いた悲運のエースの幸福な人生、幸運な男


私も巻末の全登板成績データで協力いたしました。




二軍の知られざる歴史と記録の世界に迫る一冊! 二軍史 もう一つのプロ野球、発売中




広尾晃、野球界に一石を投じる一冊、発売中



これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。