tabatomoたばともデータ


無名の新人打撃投手的な地位からあれよあれよという間に勝ち星を重ね、終盤は連戦連投でリーグ優勝に貢献。日本シリーズでも全試合登板、最優秀投手に選ばれた1956年稲尾和久の全登板成績を見てみます。
数表をじっくりご覧下さい。(セーブ、ホールドは現在のルールで当てはめてつけています)
1956inaokazu

※この年は投球数が不明につき入れていません、ご了承ください。
デビューは開幕戦、11点リードの6回から4イニング投げて0点に抑え、今ならセーブとなるピッチングだった。5月20日の高橋戦ダブル第二試合、先発で5回を無失点に抑えて初勝利、その後8連勝を達成。8月の後半からは、先発と同時に抑えでの起用も増加、セーブに直すと7Sを記録した。終盤連戦連投の中10月3日の東映戦で20勝を達成、シーズン終了後、最優秀防御率のタイトルも獲得、新人王にも選ばれた。日本シリーズでは6戦全試合に登板、3勝の活躍で最優秀投手に選ばれた。
新人王の投票結果は以下の通り

1956年パ・リーグ新人王投票結果
1956pasinjino


先評欄の数字ゲームスコアは、セイバーメトリクスでおなじみビル・ジェームズ氏が考案し、先発投手の投球内容をポイント化したものです。
本来は四球のみを計算しますが、四死球合わせて計算しています、ご注意ください。

詳しいルールはこちらで
ゲームスコア ウィキペディアより
ゲームスコア 英語版ウィキペディアより

リリーフ成果について援護・場面欄、勝敗欄に加えてみました。
(オールスターにはあてはめていません)

※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)

援護・場面欄には
セ・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
  成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
喪・セーブ・ホールドがつく場面で登板したが何もつかなかった
 (5回以前に先発と交代し同点・逆転された場合にもつけています)

同・同点からの登板
同越・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された
跨・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された

ビ・負けている場面での登板
不・場面状況が不明

これらを該当する登板に加えています。

勝敗欄の   は勝ち試合   は負け試合   は引き分け試合を表しています。
先評欄での   はHQSを達成、   はQSを達成したことを表しています。
この欄の一番下の数字は合計ではなく、平均を表示しています。

こちらも参照いただければ
1956年のパ・リーグ投手陣


これまで載せた稲尾和久の年度別成績はこちら
1958   1960   1961   1962   1963   1964・1965   1966   1968   1969


全登板成績・他のシーズン投手成績バックナンバーはこちらで
全登板成績バックナンバー あ~た

全登板成績バックナンバー な~わ

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969

チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1982、2015、2016

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