たばともデータ
2015年12月26日、2017年1月6日に取り上げましたのを加筆して再び上げています。
ロッテ・益田直也が引分記録を11とし、これまでの記録と並びました。
そこで今回、引分11を記録した投手の成績を見てみます。
ただし、この年は引分記録が10ですが、特別に取り上げます。
広島へ移籍して2年目、リリーフエースとしてチームのリーグ優勝に貢献、そして日本シリーズでは後年”江夏の21球”と伝説にまでなったピッチングで日本一に貢献した1979年江夏豊の全登板成績を見てみます。
数表をじっくりご覧下さい。
前半戦は9勝4敗6Sと勝ち星が多く、試合後半から打線が活発化して逆転する試合も多い事で勝ち星も増やしていった。後半戦は1敗16Sと、試合をリードしてそのまま抑える展開が多くなり、終盤は途中4つの引き分けをはさんで13試合連続セーブを記録するなど、リーグ優勝に多大な貢献をした。日本シリーズでも3試合に登板、第7戦9回裏のピッチングは今でも語り継がれている。
リリーフ成果について援護・場面欄、勝敗欄に加えてみました。
※従来掲載したものよりも、項目が細かくなっています。
(オールスターにはあてはめていません)
※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)
援護・場面欄には
セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板
同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された
セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
再失、ビ失・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も
同点・逆転の走者を残し交代した後、後続が打たれて再び同点・逆転された
復跨・・・・・・・・・同点登板で交代時に勝ち越され、再び追いつき回跨ぎもまた勝ち越された。
ホールドがつく場面で登板し、同点・逆転の走者を残し交代した後~
セ残、ホ残、同残・・・後続が抑えて、ホールドがついた
(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ回、ホ回、同回)
セ喪、ホ喪、同喪・・・後続が打たれて、ホールドの権利を喪失した
(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)
リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
(リ他は後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
(Bがつく状況の場合は該当してもつけません)
不・場面状況が不明
これらを該当する登板に加えています。
勝敗欄の は勝ち試合 は負け試合 は引き分け試合を表しています。
こちらも参照いただければ
1979年のセ・リーグ投手陣
これまで載せた江夏豊の年度別成績はこちら
1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974
1975 1976 1977 1978 1980 1981 1982
全登板成績・他のシーズン投手成績バックナンバーはこちらで
全登板成績バックナンバー あ・か行
全登板成績バックナンバー さ~な行
全登板成績バックナンバー は~わ行
チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969
チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1986、2007~2020
本塁打大全バックナンバーはこちらで
これまでのバックナンバー・あ~た|本塁打大全
これまでのバックナンバー・な~わ|本塁打大全
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少年野球からプロ野球、野球史まで重箱の隅をつつくようなネタを書き続けています。野球史をメインに文科系野球を楽しむブログで、私も協力しています。
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夏の高校野球・地方大会でも注目を浴びた投手起用の問題。球数制限という提言から様々な問題を顕在化し、未来への野球の在り方を探る著者渾身の力を込めた一冊
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※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)
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セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板
同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された
セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
再失、ビ失・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も
同点・逆転の走者を残し交代した後、後続が打たれて再び同点・逆転された
復跨・・・・・・・・・同点登板で交代時に勝ち越され、再び追いつき回跨ぎもまた勝ち越された。
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(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ回、ホ回、同回)
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(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)
リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
(リ他は後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
(Bがつく状況の場合は該当してもつけません)
不・場面状況が不明
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それが79年辺りから使い方がようやく分かってきたという感じでしょうか。今後の研究課題かもしれませんが、この年くらいから大野、渡辺秀武-江夏というパターンが完成したような気がします。
79年の記録では広島の先発投手は5.77イニング投げていますから、リリーフは後3.23イニング以上投げねばいけません。後半にチャンスで投手に打順が回ることを考えれば2人以上のリリーフを置くというのは必須になるというわけです。この発想の延長が回跨ぎをさせない、という形になるのだという気がします。
ちなみに78年の江夏は回跨ぎだけじゃなく打席にも立ってますが23打数8安打4四球、348なんてアホな記録です。ついでですがこの年大野は14打数6安打429です。この辺りを本職にやらせるということは当然に考えただろうと言う気はします。
まあ、本職がやっても中々ここまでは行かないでしょうが…