たばともデータ
2015年5月24日、2017年2月14日に取り上げましたのを加筆して再び上げています。
今年は「タイムスリップ・1981・1971・1961」と3年間の代表的な投手を各チーム見てみようと思います。
NHK BS1で放送された球辞苑〜プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち〜では、今回「ワンポイントリリーフ」を取り上げていました。
タイムスリップの特集でも今回便乗して、各年代でのワンポイントリリーフで活躍した投手を取り上げてみたいと思います。
水原茂が東映の監督に就任した年、左打者を封じるためのワンポイントリリーバーとして多く起用された、実働2年目1961年橋詰文男の全登板成績を見てみます。
数表をじっくりご覧下さい。(セーブ、ホールドは現在のルールで当てはめてつけています)
※ダブル欄の①、②は第一、第二試合で同一カード・先攻・後攻も同じ通常のダブルヘッダー、△1、△2は第一、第二試合で対戦カードが違うまたは、同一カードで先攻・後攻が違うことでの変則ダブルヘッダー。
※●現在のルールでは、敗戦投手にならない。
※特別に1971年の先評欄でリリーフ登板のところに打者数を入れてます。
先発では近鉄戦で4試合、西鉄戦で1試合起用されたが、後はリリーフでの登板。この頃はまだ勝ち越し時、同点時に継投するパターンは少なく、今の基準ではホールドも9にしかならない。それでもこの年代では多い方で、通常ではその場のピンチを防いでも、回を跨いで同点・勝ち越しになるまでは代わらないのが普通であった。また二線級の投手では決勝点となる走者を出した所で代えられ、後続投手が抑えてホールドがつくパターンも多く、現在のセットアッパー起用方法とは異なるので、この頃のホールドを記録している投手は記録した内容の吟味が必要である。
橋詰のようにワンポイントで起用された投手は、同点・リードしている状況で代わることも多いのでホールドがつきやすくなっている。
先評欄の数字ゲームスコアは、セイバーメトリクスでおなじみビル・ジェームズ氏が考案し、先発投手の投球内容をポイント化したものです。
本来は四球のみを計算しますが、四死球合わせて計算しています、ご注意ください。
詳しいルールはこちらで
ゲームスコア ウィキペディアより
ゲームスコア 英語版ウィキペディアより
リリーフ成果について援護・場面欄、勝敗欄に加えてみました。
※従来掲載したものよりも、項目が細かくなっています。
(オールスターにはあてはめていません)
※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)
援護・場面欄には
セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
成功・失敗で、勝敗欄の勝敗と同じ色分けをしています。
ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板
同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された
セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
復跨・・・・・・・・・同点登板で交代時に勝ち越され、再び追いつき回跨ぎもまた勝ち越された。
ホールドがつく場面で登板し、同点・逆転の走者を残し交代した後~
セ残、ホ残、同残・・・後続が抑えて、ホールドがついた
(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ回、ホ回、同回)
セ喪、ホ喪、同喪・・・後続が打たれて、ホールドの権利を喪失した
(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)
リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
(リ他は後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
(Bがつく状況の場合は該当してもつけません)
不・場面状況が不明
これらを該当する登板に加えています。
勝敗欄の は勝ち試合 は負け試合 は引き分け試合を表しています。
先評欄での はHQSを達成、 はQSを達成したことを表しています。
この欄の一番下の数字は合計ではなく、平均を表示しています。
こちらも参照いただければ
1961年のパ・リーグ投手陣
これまで載せた橋詰文男の年度別成績はこちら
1962
全登板成績・他のシーズン投手成績バックナンバーはこちらで
全登板成績バックナンバー あ・か行
全登板成績バックナンバー さ~な行
全登板成績バックナンバー は~わ行
チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1955~1969
チーム別シーズン投手成績バックナンバー 1970~1986、2007~2013、2015~2020
本塁打大全バックナンバーはこちらで
これまでのバックナンバー・あ~た|本塁打大全
これまでのバックナンバー・な~わ|本塁打大全
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※ダブル欄の①、②は第一、第二試合で同一カード・先攻・後攻も同じ通常のダブルヘッダー、△1、△2は第一、第二試合で対戦カードが違うまたは、同一カードで先攻・後攻が違うことでの変則ダブルヘッダー。
※●現在のルールでは、敗戦投手にならない。
※特別に1971年の先評欄でリリーフ登板のところに打者数を入れてます。
先発では近鉄戦で4試合、西鉄戦で1試合起用されたが、後はリリーフでの登板。この頃はまだ勝ち越し時、同点時に継投するパターンは少なく、今の基準ではホールドも9にしかならない。それでもこの年代では多い方で、通常ではその場のピンチを防いでも、回を跨いで同点・勝ち越しになるまでは代わらないのが普通であった。また二線級の投手では決勝点となる走者を出した所で代えられ、後続投手が抑えてホールドがつくパターンも多く、現在のセットアッパー起用方法とは異なるので、この頃のホールドを記録している投手は記録した内容の吟味が必要である。
橋詰のようにワンポイントで起用された投手は、同点・リードしている状況で代わることも多いのでホールドがつきやすくなっている。
先評欄の数字ゲームスコアは、セイバーメトリクスでおなじみビル・ジェームズ氏が考案し、先発投手の投球内容をポイント化したものです。
本来は四球のみを計算しますが、四死球合わせて計算しています、ご注意ください。
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※セーブがつく場面で登板し同点・逆転された場合、勝敗欄にBを加えています。
この場合、前投手の走者がいる場面で登板し、同点・逆転された場合でもBをつけています。・・・援護・場面欄に ”セ他”
(走者を残して降板し、後投手が打たれた場合Bはつけていません)
援護・場面欄には
セ・・・セーブがつく場面での登板(6回以降に交代した場合)
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ホ・・・5回以前に、ホールドがつく場面で交代した場合
リ・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板(走者なしだと4点以上のリード)
ビ・・・負けている場面での登板
同・・・同点からの登板
同越・・・同点登板で自分の走者を還し勝ち越されたが負けはつかなかった
同前・・・同点登板で登板前の走者を還し勝ち越された
セ跨、ホ跨、同跨・・・交代した回は抑えたが、回を跨いで同点・逆転された
再跨、ビ跨・・・・・・同点 or ビハインド登板で交代回を抑え、チームが勝ち越し続投も、再び同点・逆転された
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セ喪、ホ喪、同喪・・・後続が打たれて、ホールドの権利を喪失した
(回跨ぎをして同様の場合は・・・セ失、ホ失、同失)
リB・・・セーブ・ホールドがつかない場面での登板から同点・逆転された
(リ他は後続が打たれて同点)
イ喪・・・ホールド・セーブ場面で登板も、イニングが足りず基準を満たさなかった
(Bがつく状況の場合は該当してもつけません)
不・場面状況が不明
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記録的には60年なんでしょうがワンポイントの専業といえば61年からですかね。ただこの手の専業になってからのほうが成績落ちてると感じるのが多いのは小生の偏見でしょうか。
ワンポイントが出るなら大洋平岡ベストの68年が見てみたい気がします。本当は平岡と王貞治の50打席を見てみたいのです。
平岡は本塁打ゼロだから勝ってると思ってますし王は最後の方は結構打ってるから苦手意識はないとのことですが、実際はどうだったのでしょう。リアルタイムで見てるはずなのですが記憶がありません。
大洋の左というとどうしても間柴まで飛んでしまいます。