tabatomoたばともデータ


巨人・内海哲也がなかなか初勝利が遠いということで(昨日初勝利をあげましたが)
親ブログ「野球の記録で話したい」上でも何回かにわたって考察されておりますが
その中で勝ち負けの基準が、打線の援護の有無で左右されるのはどうかという意見がありまして
このような基準ではどうか?ということも書かれていましたので、私のできる範囲で数字を出してみました。
このような基準でしたのでそれに沿って出しています。
1957年~1982年の間での先発投手による勝敗を
HQS(ハイクオリティスタート・7回以上を投げ、自責点2以内に抑えることで1つ記録)達成数をみなし勝利数
QS(クオリティスタート・6回以上を投げ、自責点3以内に抑えることで1つ記録)未達成数をみなし敗戦数
と仮定して実際の勝敗数とともに出してみました。

なお、運数・LNは先発勝利数からみなし勝利数を引いたもので、マイナスだとその分勝ち星を損していると考えていいと思います。
リ質・LHQは、昔の投手はリリーフでも長いイニングを投げる事が多かったので、リリーフでHQS相当のピッチングをした回数を記録しています。

先発投手勝利数上位
StartPminasi1


先発投手敗戦数上位
StartPminasi2


みなし勝利数上位
StartPminasi3


みなし敗戦数上位
StartPminasi4

昔の先発投手はエース級を除いては、1番目に投げる投手としてある程度目先をかわしておいて、いかに勝負どころで状態のいい格上の投手へつなぐかが重要視されているように思います。この頃は調子が悪ければサッと早めに代えて、悪かった投手をまた中1、2日で先発へという起用も結構あります。
そのような起用ですとQSに達する前に代えられることも多くなって、この指標ですとみなし敗戦数が多くなります。

後編はこちらで
先発投手の勝敗と運 1957~1982・後編

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