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2022年10月8日に藤尾茂氏が亡くなられました。2014年4月5日に取り上げましたのを加筆して上げています。ご冥福をお祈りします。

藤尾茂の全本塁打一覧を見てみます。
1954年から64年まで。(一軍出場年の1953、63年は本塁打なし)
※ダブル欄の①、②は第一、第二試合で同一カード・先攻・後攻も同じ通常のダブルヘッダー、△1、△2は第一、第二試合で対戦カードが違うまたは、同一カードで先攻・後攻が違うことでの変則ダブルヘッダー。
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第一号は国鉄・金田正一からのランニングソロ本塁打。この時の試合は、1回裏国鉄が先制したが2回表、3回表に藤尾のランニング本塁打を含む3本塁打で逆転、9回表にも1点を追加し4対1で勝利した。国鉄は巨人よりも多い7安打を打ったものの先発中尾碩志の前にチャンスをことごとく併殺でつぶし、金田も10奪三振と好投したものの及ばなかった。

第一号の試合、”日本プロ野球記録”サイトから参照

藤尾の名を高めたのが1955年日本シリーズ第5戦での先制3ラン。王手をかけられた巨人がスタメン捕手を広田順から藤尾に替え3番に抜擢した一戦、1回裏に早くもチャンスが訪れ無死1,2塁で南海先発宅和本司から藤尾が左翼への先制3ラン本塁打、主導権を握ると思われたが4回表飯田徳治の3ラン本塁打で1点差、その裏1点を追加して引き離すも5回表に再び1点差、7回表に代打深見安博のソロ本塁打で同点に追いつかれた。しかしその裏無死満塁から広岡達朗の2点タイムリー安打で勝ち越し、さらに岩本堯のタイムリー安打、加倉井実のタイムリー二塁打で合計4点を加え勝負を決定づけ、7回からリリーフした別所毅彦は同点本塁打で1点取られたものの後続を抑え9対5で逆転勝ちした。これで流れを変えた巨人がその後2連勝して4度目の日本一に輝いた。

打順別の表
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主に4・5番での本塁打が多い。

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藤尾茂、チーム別&投手別&球場別本塁打数

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