tabatomoたばともさんデータ


稲尾和久のキャリアSTATSを先発、救援に分けて見て行く。非常に興味深い。
先発投手稲尾和久のキャリアSTATS えんじ色太字はリーグ1位
QSは6回以上投げて3自責点以下、HQSは7回以上投げて2自責点以下。BHBは四死球。

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稲尾は最多勝を4回獲得しているが、先発登板だけに限れば1962年も最多勝である。
59、60の2年間はライバルの杉浦忠の後塵を拝している。そして確かにこの2年、成績的にはやや見劣りする。
稲尾には前期と後期の二つのピークがあったのだ。

61年はNPB記録の42勝をした年だが、先発では24勝。
QSは27が最高だ。

救援投手稲尾和久のキャリアSTATS

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投手としてのコンディションは共通するようで、先発として調子のよいシーズンに救援投手としても良い数字を挙げている。
59年からの3年間は今の規定投球回数をはるかに超えている。

稲尾の通算セーブ数は82。これは森繁和などと同じ数字。歴代35位相当だ。

ERA、奪三振率は救援投手の方が良い。救援の方が集中力を擁したと言うことだろうか。

主要な投手について今後も見て行きたい。


 


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