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優勝した東映の投手起用がなかなか味わい深い。

1962年のパリーグ投手陣

 
1962-P-P
 

 

東映は土橋、久保田、安藤、新人の尾崎でローテを組む。救援は橋詰、富永、尾崎、安藤。不完全ながらも先発と救援を分化させている。

新人尾崎は救援で名前を挙げたのだ。

 

南海は先発陣に柱が不在。森中、杉浦ら救援陣たのみだったが、投手陣の信頼感で東映に劣っていた。

 

西鉄は稲尾が先発救援で活躍するも他の投手がぱっとしなかった。若生忠は打線の支援が無かった。

 

大毎は若生智の8勝が最多。小野正一の衰えが著しい。投手起用が不明確だった。

 

阪急はヨネカジが不振。衰えかと思われたが、そうではなく中だるみだったのだが、4年目の足立光宏が救援で働いた。

 

近鉄は例によって弱体投手陣だったが、久保が先発で160.2回、救援で140回と言う獅子奮迅の働き。昨年の0勝からキャリアハイの28勝を挙げた。

 

こうしてみると、パリーグはHQSが少ない。セリーグよりも救援投手を多く使う傾向があったと思われる。

 


 


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