南海のベストをやるべきなのはわかっている。そのあとは中日の選手に入りたいのだが、諸事多用で踏み出せない。たばともさんの在庫も残り少ないし。つなぎと言うわけではないのだが、必要があって最近調べたデータである。
1989年の斎藤雅樹は、6年目、24歳。前年までは救援投手だったが、この年から先発に転向。歴史的な快投を見せた。
藤田元司新監督の方針で桑田に次ぐ先発2番手に起用された斎藤は、4月は5回先発して2勝を挙げたが、5/7の広島戦で1回3自責点で降板。今から思えば厳しすぎるが、次回の登板で好投しなければ、ローテーションを外すと通告された。
中2日で投げた5/10の大洋戦から斎藤は11連勝、しかもすべて完投。3連続を含む4完封も含まれていた。
7/21の阪神戦で斎藤は自身と岡崎の失策絡みで5点を失い(自責点0)、連勝はストップするが以後も圧倒的な力を見せつけて20勝7敗ERA1.58という好成績を挙げた。
QSは実に26、HQS(7回以上投げ2自責点以下)は23だった。
球団別に見て行こう
この年、阪神は首位と30.5ゲーム差の5位と振るわなかったが、斎藤は3試合しか投げていない。4位のヤクルト戦に10試合。ローテの関係もあったのだろうが、ずいぶん登板数に違いがあった。苦手意識の問題もあったのだろうか。
斎藤はこの年中4~5日で投げている。今の投手よりも年間で2~3試合先発登板数が多いが、今の投手もこのくらいはいけるのではないか、という気がする。
四半世紀前の登板だが、実質的にこの数字(登板数、投球回数)も微妙なところで今のNPB先発投手にはアンタッチャブルになりつつあるのだ。
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学校から帰ってきてニュースを見たら「あれ?もう試合あったの?」と思いよく見ると斉藤。
(川相が神憑り的なファインプレーで救ったはずです)
「ああ、去年もシーズン末にチョイチョイ抑えられたからなぁ」
という程度にしかその時点では思いませんでしたが・・・
まさかここから球史に残る偉業が始まるとは。
しかし、この勝利までに斎藤は結構な試合、イニング投げてるんですね!
当時はローテの谷間に出てきたイメージでしたが・・・