データを見る前から決まっている点は、一塁手と同じ。
三塁で500試合以上出場の4人に400試合以上の山川と小笠原を加える。2012年まで。

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キャリアの長さでも打撃成績でも、すべてにわたって長嶋茂雄がトップ。 長嶋がいなければ、原辰徳が有力な候補だが、その差は大きい。

地味ではあるが、巨人草創期からの選手で、のちに監督としても偉大な業績をのこした水原茂が、戦前の打撃水準では良い成績を上げている。

144試合換算のランキング。打率順。

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144試合に換算しても長嶋の優位は変わらないが、それぞれの選手の持ち味が出て面白い。

小笠原は左打者だが、長嶋を少しだけスケールダウンしたような成績を残している。中距離打者の数字だ。ただ三振は小笠原の方がはるかに多い。変化球全盛時代の野手の宿命とも言えよう。



原は、144試合に換算すれば長嶋よりも本塁打を打っている。長打力はあったのだ。

水原茂は、非常に三振が少なく四球が多い。RCも良い数字だ。戦前の名選手の典型だと言えよう。

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