tabatomoたばともさんデータ
大投手の時代の幕開け、稲尾和久と杉浦忠がそろい踏みした年だ。また、大映が毎日と合併し、セと同じ6球団になった年でもある。
1958-PL

西鉄、もう稲尾のチームと言っても良い。130試合のうち72試合に登板し、33勝12セーブ。すでに驚異的だ。河村久文も好成績を挙げているがかすんでいる。

南海、ライバルの南海はルーキーの杉浦がいきなりエース。ただ二番手の皆川も救援で踏ん張っており、ダブルエースの様相。二人で44QSは西鉄の稲尾、河村を上回っている。



阪急のヨネカジも大したものなのだが、西鉄、南海には及ばない。阪急は救援と先発の分業をしているのも見て取れる。

合併チーム大毎は13投手を先発で起用したが中心となる投手が定まらず二けた勝利はなし。救援も17投手を使ったがこの中では若手左腕の小野正一が目立っている。

東映は実質的に土橋がエース。先発、救援で22勝を挙げている。ハワイ出身で巨人から移籍した西田亨が16勝を挙げた。キャリアハイ。のちの俳優八名信夫の名前がある。

近鉄も13投手を先発で起用したが大津以外は惨憺たる成績。救援陣も真がいない状態。 南海、西鉄との戦力差は大きい。

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