たばともさんのデータが進化すれば、先発、救援別のデータもご紹介できると思うが、当面、今あるデータでご紹介する。救援投手STATSのランキング。
巨人の救援投手のパイオニアは宮田征典だが、本格的な救援投手は角、鹿取の二人だ。
特に角は、救援登板数、完了数、セーブ数でもトップにいる。もう少し評価されても良いように思う。
この記録は2012年までだが、西村健太朗は今季20セーブを重ね53セーブ。
この調子でいけば3年程度でトップに立つ。
巨人の場合、先発投手が一時的にクローザーに転向するケースが目立つ。 救援プロパーはあまり多くない。
ただ近年設定されたホールドポイント(ホールド+救援勝利)は、当然のことながらすべて最近の投手。
山口は巨人最高のセットアッパーになるかもしれない。またマシソンも活躍が続けばすぐにランクが上がるだろう。
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例えば1977年の江夏豊は41登板33完了で84回投げ4勝2敗19セーブです。これに対し2012年の岩瀬は54登板で46完了、51回投げて1勝3敗33セーブです。1投板あたりの投球回数は江夏が2回を超えるのに岩瀬は1回以下。全体の投球回数が違い過ぎます。これで同じセーブと評価して良いのかというのは率直な疑問です。
そもそもセーブというのは幾つもの形態があるのを認めてる記録です。そこには本来自ずと意味の違いや軽重があっていいと思うのです。例えば江夏の記録は相当数ホールドポイント込みでしょう。こういうものをどう評価するのか。本来はもっと問題にされていいと思います。おそらくNPBのリリーフ投手は誰であれ1977年の江夏のようなパーフォーマンスは出来ないんじゃないか、というのが、小生の疑問なのです。
角あたりも投球回数が本当に多かったと思います。この辺りの研究も必要なんじゃないでしょうか。
あともう一つ考えねばいけないのはセットアッパーの評価でしょう。今の野球でほんとうに大変なのはこの人達だろうと思います。2011年に浅尾は救援登板79で7勝2敗10セーブで45ホールドでしょう。投球回数は87回だから、岩瀬よりもはるかに優れた記録です。
もちろん古いところとは比べられませんがこの辺りをどう評価するかで救援投手の評価は変わります。広尾さんだってまさか西村の評価が山口の評価を上回ってるなんてことはないでしょう。
この辺りはもっと議論が必要な気がします。