MLBに行かない投手の中では、一番すごい投手ではないか。最近の投球を見ると、そう思えてくる。
sugiuchi-P

【キャリア】

福岡県大野城市出身、鹿児島実業高校、三菱重工長崎を経て2001年ドラフト3順目でダイエー入団。投手として活躍。2012年巨人移籍。

【タイトル、それに準ずる記録】

●最多勝1 ●最優秀防御率1 ●最多奪三振3 ●最高勝率3


防御率10傑入り3・WHIP1.00以下1・DIPS2.5以下1 規定投球回数以上4シーズン

MVP1、最優秀投手2、沢村賞1、ベストナイン1、オールスター出場7回

sugiuchi-B

【論評】


Mark-New 

小柄で華奢に見えるが、非常に闘争心のある投手だ。

藤川球児と同じように腕を高く上げてから、ゆっくりとしたフォームで投げ込む。ただし、リリースの瞬間はすさまじく速い。この緩急の利いたフォームが魅力になっている。

甲子園で活躍した投手ではあったが、松坂世代の投手としては、それほど目立つ存在だったわけではない。
しかし杉内は、入団年に早くも先発投手として11試合に投げ、翌年には規定投球回数に達している。
松坂をはじめ、才能豊かなライバルたちに伍して、何が何でものし上がってやるという旺盛な闘争心が、彼の背中を押したのかもしれない。
2005年には25歳でMVPを獲得。同世代で一躍先頭に躍り出た。

何度か故障しながら、ローテーションを維持。杉内は200回を投げたことがない。このあたりに、小さな体で戦う限界を見るような気もする。
2008年頃から奪三振率が急上昇。これは、チェンジアップに磨きがかかったからだろう。

しかし同時期にダルビッシュが急成長を遂げて、杉内を追い越していく。また田中将大も異次元の活躍をし始める。闘争心の強い杉内には悔しい思いが募っただろう。

生まれ故郷のチームを捨てて巨人に移籍したのはフロントとの軋轢が原因とされるが、同時に新天地を求めたのかもしれない。

巨人に入団してからの杉内で感じるのは、打撃センスの良さだ。この細身の野球選手は、恐ろしい才能を持っていたのではないだろうか。



33歳になる杉内は、MLBに移籍しないのだろうか。だとすれば、それも杉内の負けん気の強さ、意地の表れかもしれない。

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