日本人離れしたスケールの投手だったが、6年前に投げられなくなり、未だに進退が不明瞭のままである。
saito-P

【キャリア】

京都市南区出身、南京都高校から1995年ドラフト1位でダイエー入団。投手として活躍。2011年からコーチ。

【タイトル、それに準ずる記録】

●最多勝2 ●最優秀防御率2 ●最多奪三振1

防御率10傑入り3・WHIP1.00以下1・DIPS2.5以下1 規定投球回数以上4シーズン

沢村賞2回、ベストナイン2回、オールスター出場2回 

saito-B



【論評】

Mark-New 

今から思うと、その威圧感はダルビッシュに通じるものがあった。

長身だが、体を沈めて一瞬静止し、ばねを使って投げ込んでくる。重い速球とスライダー、カーブ、フォーク。打者を圧倒しようという気迫に満ちていた。

当初はやや制球が悪かったが、徐々に改善。2002年頃には先発すれば抜群の投球を見せたが、関節痛など故障が多く、シーズンを通して働くことができなかった。
2003年はシーズン通してローテーションをほぼ維持し、20勝3敗という大活躍。被本塁打は多かったが、抜群の安定感があった。
しかしその好調さが持続しない。翌年は成績が急落。持病ともいうべき肩痛のために、球威が失われた。
しかし2005年後半に復活し、夏以降は無敵となった。
その勢いは2006年も持続。WBCでも期待されたが参加せず、レギュラーシーズンに専念。18勝だが、内容的には2003年を上回る投球を見せた。WHIP0.96、DIPS2.49は超一流の記録である。

しかし翌年春から右肩痛が再発。2008年には渡米して手術を受けるなど、懸命のリハビリを行ったが、回復しないまま2010年限りで選手登録を外れ、コーチとなった。ただし、再起の望みは持ち続けているといわれる。何度か故障から立ち直った経験が、本人をして現役への未練を断ちがたくしているのだろう。
ひじの故障はトミー・ジョン手術によってほぼ完治するようになったが、肩の故障は今も治癒が難しい。

すでに35歳。6年のブランクを経ての再起は前代未聞だが、奇跡は起こるのだろうか


広尾晃 野球の本、上梓しました!店頭にて販売中。アマゾンでも売ってます。



私どものサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください! ↓