颯爽たるクローザーぶりは華があった。意外に盛りは短かったが、豪快な投手だった。
【キャリア】
千葉県銚子市出身、銚子高校から88年ドラフト外で巨人入団。投手として活躍。97年近鉄移籍。2003年阪神移籍。
【タイトル、それに準ずる記録】
●最多セーブ2
防御率10傑入り0・WHIP1.00以下0・DIPS2.5以下0 規定投球回数以上0シーズン
最優秀救援投手1 オールスター出場1
【論評】
全くの無名。プロ入り後も3年間は一軍で投げることはなかった。
しかし昇格後は救援投手として活躍した。 大きくがっちりした体格で、150km/hを超す速球は威力があった。ただ荒れ球で四球も良く出した。
セットポジションから足を高く上げ、地面に叩きつけるかのように投げ込むフォームは爽快だった。またフォークも効果的だった。
全盛期は、浮き上がるような速球が決まり、打者は少々のボールでも手を出していたが、96年頃から肝心の速球が衰え始めた。 制球は向上せず、近鉄、阪神でも苦労をした。
大阪ドーム(現京セラドーム)でこの投手がマウンドに上がると、大きな拍手が起こった。巨人時代の颯爽としたマウンドを人々が覚えていたからだ。
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石毛が出てくれば逆転のチャンスが生まれたと思った。