男前で颯爽とした右腕。しかし、何度も挫折と再起を繰り返し、風格のある投手になっていった。


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【キャリア】

鳥取県倉吉市出身、倉吉北高校を経て83年ドラフト1位で南海入団。投手として活躍。96年広島移籍。99年オリックス移籍、2002年近鉄移籍、2004年引退。

【タイトル、それに準ずる記録】

○最多完封1

防御率10傑入り3・WHIP1.00以下0・DIPS2.5以下0 規定投球回数以上6シーズン

カムバック賞1 オールスター出場3回

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【論評】

高卒翌年にデビューするのは当時の南海では普通になっていた。藤本、畠山と並び称されたが、球威、キレがあってなかなかの好成績を収めた。きりっとした二枚目で、人気は随一だった。

二流とはいえ、大きな挫折をしないまま福岡に行ってからもエース格だったが、90年に右肩故障でシーズンを棒に振る。以後も右肩痛は完治せず、95年に広島に移籍。

ここで消えていくかと思われたが、先発の一角として9勝を挙げてカムバック賞。 しかし、翌年には右肩痛。

99年に大阪に戻ってきたが、3試合とはいえ無四球完封を演じ、衰えていないところを見せ、2001年に11勝、36歳にして健在ぶりを示した。

この頃になると1年休んで1年活躍するという印象があった。 39歳で引退した。

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