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67年のNPB投手陣を俯瞰する。パリーグ。

1967-Pitch-PL

先発、救援ともにややおとなしい年。


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阪急は、米田、足立の2本柱に梶本。救援は広島のエースだった大石、秋本、石井。分業が進んでいる。ここぞというときには、先発投手がクローザーで起用されている。



西鉄は、池永が大エース。与田、田中がこれに次ぐ。救援陣は清、稲尾、若生。清は今でいうクローザー、セットアッパーを掛け持ちしている。彼の力が開花するのは近鉄に移籍してからだ。

東映は森安と高橋。救援では宮崎が大活躍している。エースだった土橋正幸はまだ32歳だったがこの年限りで引退した。

南海は、皆川、渡辺、合田。救援は杉浦、村上、新山。杉浦は抜群のクローザーだった。杉浦の救援投手としての成績は、もう少し注目されても良いと思う。

東京は、小山がやや衰え、成田、坂井。坂井は目立たないが166勝も挙げている右腕だ。中継ぎに鈴木隆。木樽はこの頃クローザーだった。当時は先発で心許ない投手が救援に回ったのだ。

近鉄は、鈴木が早くも唯我独尊。他の先発陣は合わせて19勝42敗の惨状だった。抑えは牧野伸、板東里視。牧野は東映時代は先発だったが、近鉄では救援。30歳だが翌年には引退している。 パリーグも阪急が2位西鉄に9ゲーム差をつけて優勝した年。エースと呼べる投手があまりいなかった時代だ。

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