たばともさんデータ
たばともさんのデータ、1970年のパリーグ投手陣を先発、救援に分けて俯瞰する。黒い霧の被害状況レポートのようになっている。
たばともさんのデータ、1970年のパリーグ投手陣を先発、救援に分けて俯瞰する。黒い霧の被害状況レポートのようになっている。
パリーグ
ロッテは、成田、木樽、小山が健在。八木沢がリリーフの柱になっている。
阪急は石井、米田に山田、宮本。足立は救援にまわっている。山田は掛け持ちだが、救援では成績を残していない。梶本は衰えて制球力が落ちた。
近鉄は、エース鈴木が君臨。佐々木、清、神部、板東という先発救援の掛け持ち投手陣はしばらく続いた。太田幸司はオールスターに出ている。
西鉄は黒い霧の激震が走った。エース池永、与田、益田が5月に永久追放。東尾を柱に立て直すも及ばなかった。36歳で急逝した薄幸の投手中井悦雄はキャリアハイ。
東映は、森安、田中調が黒い霧疑惑に。森安が永久追放。田中が戒告。速球の力が衰えた尾崎行雄は救援に回るも結果出せず。
南海は、先発陣は頼りなかったが、佐藤道郎がのちのクローザーのような大活躍。野村監督の1年目だが、早くも独自色が出た。
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ロッテは、成田、木樽、小山が健在。八木沢がリリーフの柱になっている。
阪急は石井、米田に山田、宮本。足立は救援にまわっている。山田は掛け持ちだが、救援では成績を残していない。梶本は衰えて制球力が落ちた。
近鉄は、エース鈴木が君臨。佐々木、清、神部、板東という先発救援の掛け持ち投手陣はしばらく続いた。太田幸司はオールスターに出ている。
西鉄は黒い霧の激震が走った。エース池永、与田、益田が5月に永久追放。東尾を柱に立て直すも及ばなかった。36歳で急逝した薄幸の投手中井悦雄はキャリアハイ。
東映は、森安、田中調が黒い霧疑惑に。森安が永久追放。田中が戒告。速球の力が衰えた尾崎行雄は救援に回るも結果出せず。
南海は、先発陣は頼りなかったが、佐藤道郎がのちのクローザーのような大活躍。野村監督の1年目だが、早くも独自色が出た。
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この年西鉄から唯一オールスターに選出されたルーキー三輪悟の活躍が目に付きました。オールスターでは最終戦の最終回に1イニング登板して好投しています。第一戦から三輪が出てくるのを楽しみに見ていましたが第三戦のテレビ中継も終わってしまい、ラシオ切り替えて聞いていたら最終回に登場しました。翌日の読売新聞に「もっと投げたかった」というコメントが掲載されています。朝日新聞には三輪のコメントは掲載されていません。オールスターの頃は読売の黒い霧追求キャンペーンは終了していましたが、後発の朝日は連日黒い霧特集を組んでいました。
東尾は、2010年2月にスポニチに掲載された「我が道」第8回にルーキーシーズン(69年)の夏に「武末悉昌コーチに野手転向を願い出た」と書いています。投手としてやっていく自信をなくし、再度野手転向を願い出たと時に黒い霧事件が起きて70年は使いまくられますが出ると打たれる状態であったことは表を見ていただければ分かると思います。「我が道」第10回には東尾、河原、柳田が稲尾監督の指示で70年オフに滝に打たれる修業をさせられたことが写真入りで書かれています。この時の修行が後の殿堂入りにつながる訳です。