怒りっぽい性格で知られたエリート左腕。巨人が獲得した初のMLB投手。
【キャリア】
米テネシー州出身。カーソンニューマン大学から1965年ドラフト6位CA入団。66年MLB昇格。投手として活躍。74年MIL、75年TEXに移籍。76年巨人移籍、78年引退。
【タイトル、それに準ずる記録】
MLB
・防御率10傑入り1 ・WHIP1.00以下0 ・DIPS2.5以下0 規定回数以上5シーズン
カムバック賞1 オールスター選出1 ノーヒットノーラン1
NPB
・防御率10傑入り1 ・WHIP1.00以下0 ・DIPS2.5以下0 規定回数以上2シーズン
【論評】
カーソンニューマン大学から出た最初のMLB選手。24歳でプロ入りした時はすでに完成度が高く、翌年にはMLBデビュー。以後はほとんどマイナーを知らずにエース級として活躍した。元は速球派だったが、69年の不振後に、変化球を覚える。22勝を挙げた70年はカムバック賞を獲得、サイヤング賞候補ともなった。
まだ余力はあると思えたが、75年通算100勝を上げたシーズンオフにリリースされた。コントロールの悪化が問題視されたようだ。長嶋巨人がこれに注目、獲得した。
すでに球威は衰え、かわす投球が目立ったが、それでも通用した。日米のストライクゾーンの差などが彼をいらだたせたようだが、2年目に11勝。しかし、3年目のシーズン途中に解雇された。当時、アルコール中毒に罹っていたとの話がある。
息子はRHPのジャレット・ライト。NYYなどでローテーションを張ったが2007年に故障、以後は投げていない。
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左投げなのになぜか右打ち。76年の日本シリーズで阪急山田から打った本塁打を覚えています。
審判に噛みついてばっかりだったので「クレージー・ライト」と揶揄されてましたよね。