黒江らとともにV9のわき役だが、この選手のSTATSを見ていると、才能、資質的にはもっと良い数字をのこしているべき選手だったと思う。
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【キャリア】

兵庫県神戸市出身。育英高校から立教大学を経て65年巨人に入団。内野手として活躍。78年引退。巨人コーチ、解説者、オリックス監督(91~93年)、解説者、巨人コーチ、オリックス監督。解説者。2009年死去。

【タイトル、それに準ずる記録】

・打撃10傑入り2 ・OPS.900以上0 ・RC100以上0 規定打席以上8シーズン

ベストナイン2 オールスター出場5 ゴールドグラブ1

【論評】

2番打者のイメージを定着させた選手と言えよう。1番柴田が出塁すると土井がバントやエンドランで勝機を拡げる。シーズン最多犠打を5回も獲得している。小技がきくだけでなく、ミートも巧みで、打率もそこそこ高かった。ただ、四球を選ぶ選手ではなく、積極的に仕掛けるタイプだった。

肩は弱かったが、巨人のデータ野球を最もよく理解した内野手で、守備位置の細かな変更、フォーメーションなども土井が中心となって指令を出した。

5度目の最多犠打を記録し、円熟味を増していた78年に突如引退。何があったのかは知らないが、36歳になっていたとはいえあと3年は働けたはずだ。

引退後はオリックスの監督となったが、イチローの才能を見抜けなかったという評価が定着した。

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実際はそうではなかったようだ。本人としてはいろいろと言いたいことはあっただろうが、2009年V9戦士としては最初に鬼籍に入った。

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