スピード感のある大型外野手。ダイエー、西武で、スター選手として活躍した。今なら5ツールプレイヤーと呼ばれただろう。

074-Makoto-Sasaki




【キャリア】

岡山県倉敷市出身。水島工業から83年ドラフト6位で南海入団。外野手として活躍。94年西武に移籍、99年阪神に移籍。2001年米独立リーグソノマカウンティ。同年引退。ダイエー、オリックスコーチ。実業団監督。

【タイトル、それに準ずる記録】

●首位打者1 ●盗塁王2 ●最多安打2 ○最多二塁打2
・打撃10傑入り5・OPS.900以上0 ・RC100以上1 規定打席以上11シーズン
ベストナイン6 ゴールドグラブ4 オールスター出場6回

【論評】

入団時は目立たなかったが、投手出身らしく強肩だったうえに足が速く、守備の良い外野手として頭角を現した。また思い切りの良い打撃も売りで、87年には1番センターに定着。

福岡に移ってからは独特の一本足打法で長打も連発。大型のリードオフマン、あるいは3番打者としてチームを引っ張った。

94年に秋山幸二、渡辺智男らとの大型トレードで西武に。このトレードは双方が成功した珍しい例だったが、佐々木は西武ライオンズで、清原和博と中軸を打って活躍した。黄金時代の西武の顔の一人だった。
ある意味で欠点のない選手。大きなフォームでバットを振り回したが、ミートは巧みだった。また守備範囲も広く、外野手としても一流だった。

金満球団西武にあっても高給取りの一人だったが、それがネックとなって阪神に移籍。以後は故障もあって出場機会を減らした。

しかしNPBを退団した翌年、米、独立リーグのソノマカウンティー・クラッシャーズでは素晴らしい成績を残している。このチームからMLBに行った選手はキース・ミッチェル、ジェームズ・ロフトンの2人だけだが、若い選手に交じってはつらつとしたプレーをした。

まだ36歳。今ならもう数年は働いて、2000本安打を楽々クリアしたのではないか。

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