この選手も“福岡の4傑”に次ぐ実績を残した。地元出身のシャープな打者だった。

087-Hiroshi-Shibahara


【キャリア】

福岡県北九州市出身。北九州高から九州共立大を経て96年ドラフト3位で福岡ダイエーに入団。外野手として活躍。2011年引退。解説者。

【タイトル、それに準ずる記録】

・打撃10傑入り4・OPS.900以上0 ・RC100以上0 規定打席以上7シーズン
ベストナイン2回、ゴールドグラブ3回、オールスター3回

【論評】

軽量級の打者だったが、振りはシャープで、ライナー性の打球を右方向によく打った。好機に強い打者でもあった。足も速かった。外野守備も守備範囲が広く、強肩で鳴らした。どちらかといえば、守備で名前を売ったという印象がある。

1999年~2000年の左翼村松有人(松中信彦)、中堅柴原洋、右翼秋山幸二という外野陣は、ダイエーの売り物だった(秋山の打撃は衰えていたが)。

しかし、左投手が打てないうえに、好不調の波が激しく、キャリア後半には特徴のない外野手になりつつあったことは事実だ。

もとは、選球眼の良い選手だったのだが、次第に早打ちになったのも残念なことだった。

これは30台になって腰痛持ちになったことと無関係ではなかっただろう。

昨年まで現役。この選手も黄金時代の福岡ホークスの顔の一人だった。

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