好成績だった年はあまり多くないが、日本人選手に交じって息長く活躍した選手の走り。
089-Julio Zuleta



【キャリア】

パナマ共和国パナマ市出身。国立パナマ工科大学から93年シカゴ・カブス入団。2000年MLB昇格。2002年ボストン・レッドソックス入団。2003年シーズン中福岡ダイエーに入団。一塁手、DHとして活躍。2007年千葉ロッテ移籍。2008年退団。2009年WBCパナマ代表、同年メキシカンリーグ、レイノサ入団。同年引退。

【タイトル、それに準ずる記録】

MLB
・打撃10傑入り0・OPS.900以上0 ・RC100以上0 規定打席以上0シーズン

NPB
・打撃10傑入り1・OPS.900以上2 ・RC100以上1 規定打席以上3シーズン
ベストナイン1回、オールスター出場2回

【論評】

マイナーでは安定した成績を残したが、MLBではレギュラーになれなかった。2000年はマーク・グレース、サミー・ソーサの控え、2001年はマット・ステアーズの控えだった。守備が見るべきものがないだけに、長打がないのが物足りなかった。

ダイエーでは“日米の長打格差”を活かして中軸打者として活躍。迫力はそれほどなかったが、好機に強かった。
フォームがしょっちゅう変わる打者だったように思う。極端にクローズドだった時期もあった。

真面目で、日本人に溶け込もうとする姿勢があり、実力が衰えても6年間日本チームに在籍。

戦力外となった2009年はWBCパナマ代表として出場。アピールをして次の働き場所を得ようという気持ちがあったと思われるが、2試合8打数無安打に終わる。この年はメキシカンリーグでプレーをしてキャリアを終えた。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!